学校コントラバス救済作戦! ~活動報告~



音楽教育の現場に携わる皆様へ

~学校コントラバス救済作戦のご案内~

ライン02

2019年8月吉日
コントラバス奏者 吉木 稔


 残暑の候。音楽教育の最前線で指導教育に当たっておられる皆様方におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、貴校のコントラバスに関しまして、私共プロの演奏者の使用済み弦への交換をご提案させていただきたいと存じます。

 私は芸術鑑賞会で全国各地の学校で演奏をさせていただいております。その際、生徒の皆様の演奏を聴かせていただいたり、共に演奏をする機会を持ちますが、長年メンテナンスが受けられず、更には劣化したままの弦のコントラバスが多く見受けられます。コントラバスのメンテナンスをできる人が少ないこと、弦が安価ではないことがその一因と思われますが、生徒・指導者の皆様が共に熱心であるだけに、それが惜しまれてなりません。
 一方、私どもプロの演奏者は音のクオリティを高く求めるため、未だ使える弦であっても頻繁に交換せざるを得ません。そこで、この両者の橋渡しができたら、学校コントラバスの弦の購入予算が浮き、その浮いた費用をメンテナンスに充てていただけるのではないかと考えました。更には、プロが情熱を込めて使った古弦を生徒の皆さんが引き継ぎ使用することで、両者の間に必ずや通じる思いがあると思うのです。
 音楽教育に携わる皆様、是非プロの演奏者から無償提供される状態のよい古弦を、使ってみてはいかがでしょうか。きちんと張られた良い弦が出す低音は、生徒の皆様に共に演奏する喜び、聴く喜び、伝える喜びを与えてくれると思います。生徒の皆様に、生き生きとしたふくよかな音を出させてあげてください。
 ご賛同および受け入れのご希望がございましたら、下記までご連絡ください。張り替えの手配をいたします。
 私は一人の演奏者として、学校コントラバスのためにできることをしたいと考えました。皆様におかれましては、まずはこのような問題があることを共有・ご理解いただき、できることでご協力をいただけましたら幸いです。
 皆様方のますますのご発展・ご健勝をお祈りいたします。

●ご連絡先メールアドレス  soulstation.yoshiki@gmail.com(吉木 稔)
*参考 https://soulstation-yoshiki.com/contrabass (「音を楽しもう」HP内「救済作戦」ページ)


案内書は、以下からダウンロードできます。
どうか、音楽教育ご関係者の方々のお目に留まりますように。
「音楽教育の現場に携わる皆様へ ~学校コントラバス救済作戦のご案内~」PDF:126KB




《寄稿》学校コントラバス救済作戦 Pianoforte 西川 崇代 氏

ライン02

吉木さんのこの活動にとても賛同しています。
学校の楽器、メンテナンスとは言うものの、すべての楽器に詳しいはずがなく、限られた部費で賄えるものも少ないでしょう。弦楽器の弦も、コントラバスとなると高価ですし、替え時も難しい。プロが使用後のまだ鳴る弦をプロがメンテナンス!こんなラッキーな事はありません。

吉木さんとの演奏はお寺という異空間ではありましたが、とても楽しい時間でした。
その後の、地元高校吹奏楽部のコントラバス2台の弦の張り替え。
初めに吉木さんのベースとの音の違いを聞き、張り替え後いつも使っているベースはこういう音なんだ?と生徒さんも改めて聞き入る。本来コントラバスのいい音ってどういう音なんだろう?と改めて考えました。

是非是非全国の学校の楽器がいい状態になることを願います。

https://www.facebook.com/takayo.nishikawa

2021年3月13日
西川 崇代




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