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今 想うこと



学校コントラバス救済作戦!

ライン02

学校コントラバス救済作戦 活動報告

   ~ 上記ページで活動のご報告をさせていただいてます。 ~


弦バスの音は響いていますか?
学校コントラバスのメンテナンスはなされていますか?
弦はどれくらいの期間使っていますか?

プロの奏者でも弾けない様な酷い状態の学校コントラバスを全国各地で目にします。
コントラバスのいい音が出ない原因はメンテナンスをしていない楽器の状態にあります。
これでは 音楽のたのしみを感じたい一所懸命な生徒が不憫でなりません。そして、共演者や観衆にも関係してくる大問題です。

バンドサウンドに重要な低音がしっかりしていないと、音楽の愉しさが半減して共演者も演っていて辛いし、観衆も聴いていて寂しい。演者も観衆も盛り下がってゆくのは明らかです。
けれども、膨よかなしっかりした低音が在るバンドサウンドを知らなければ、そういうものだろうと 思い込んで 何の問題も感じることはありません。

想像してみてください。考えてみてください。
しっかりとした低音を嬉しそうに弾く奏者、その低音に包まれてアンサンブルする共演者、そうして生まれた 愉しさ 喜びが詰まったバンドサウンドは音楽の愉しさが倍増して感動として観衆に届くということ。
そして、それは喜びとなって演奏者に還ってくる。
しっかりとした いい音は共演者に良いコミュニケーションを、観衆に感動をもたらします。情操教育、心の豊かさ、文化向上に繋がると強く感じます。
たかだかコントラバスのメンテナンスの話ですが、周り巡って多大なる影響を及ぼします。
メンテナンスを施してまた次に伝えてゆくことは、「歴史を紡ぐ」ことであり「人が育つ」ことであり、単純に買い替えることよりもずっと意味のあることだと考えます。
弦を張り替えただけでも違いは歴然です。
何年も弦を張り替えていない状態であれば、プロのコントラバス奏者が寄贈してくれたまだ十分に使える古弦を持って僕が弦交換にゆきます。

ご連絡お待ちしております。

2017年7月
吉木稔
soulstation.yoshiki@gmail.com



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僕は芸術鑑賞会の演奏で全国に行かせてもらっているのですが、そんな中で気付いたことがあります。
何処の中学や高校もコントラバスの状態がとてつも無く酷く、僕も弾けないような状態です。
先日、和歌山では中学の吹奏楽部の生徒さんたちが演奏してくれました。
しかし案の定その中学校のコントラバスも、駒は上に反り返り、弦高も弾ける状態ではありませんでした。

顧問の先生は熱心な人でした。生徒のみなさんの演奏も本当に素晴らしく感動しました。
でも、そんな顧問の先生でさえもコントラバスが歪んだ状態であることをご存じなく、
ここ10年の間にメンテナンスをしたのかどうか分からない、
弦の張り替えや弓の毛替えもいつ行ったのか分からないのだそうです。
楽器は状態に合ったメンテナンスを必要としますが、
「メンテナンスの実施が難しい」という問題が在ることを現場の人でさえ気付いていないのです。

管楽器を扱ったことがある先生はコントラバスに比べるとたくさんいらっしゃる(と思う)ので、
管楽器の状態には気付けるでしょう。しかし、残念ながらコントラバスはそうはいきません。
トロンボーンの菅が曲がっていたり、サックスのキーを押す時にどこか一つだけ力一杯押さえなければいけないとか、
押しても自分が思っている音と違う音が鳴ってしまったりだとか挙げればキリがありませんが、このような感じなのです。
僕だって、自分自身が演っているから気付いたくらいなのです。
だからほとんどの先生も知らない、気付かないのです。

だけど僕も、コントラバスのメンテナンスは出来ません。
楽器を納品した地元の楽器屋さんも出来ないと思うし、
きちんとメンテナンスの出来る職人さんはなかなか少ないのも現実です。

体が小さな中学生、高校生の女の子が一生懸命にコントラバスを弾いてくれたのですが、
メンテナンスされていない楽器で上手くなれるはずはなく、あまりにも不憫でなりません。
傾ける角度によっては文字が書けない万年筆で頑張って文字を書こうとしているような、そんな状態なんです。

日本は吹奏楽部が盛んで良いなと思います。もっと良くするには、単純明快 です。
土壌、環境を良くすることだと思います。
花が綺麗に咲く(メロディやハーモニー)とか、いい実(全体のサウンド)がなるとかは土が良くないと育つ訳ありません。
バンドだとベースは大地です。土が良くなればいい実がなるのです。至極当然です。

僕は、
中学校や高校のコントラバスを、ちゃんとしたメンテナンスが出来る職人さんに
調整を依頼出来るような環境にしていきたいのです。
そこで、僕が出来ることから始めようと思います。これから色んな方にこの問題の提起をし続けていきます。

昨年末、自分のコントラバスの頭が取れたことを経験して改めて、
楽器の状態で音楽が良くなることを実感しているからこそここまで想いを馳せることが出来たのかもです。
他にも何かいいアイデアがありましたら僕に教えてもらえないでしょうか。
宜しくお願い致します。
soulstation.yoshiki@gmail.com

吉木 稔


先日、僕の楽器を修理して頂いたコントラバス工房へ御礼に行きました。
そこでこの話をしたところ、その方はこの大問題にとうの昔に気付き、過去には行動もしていらっしゃいました。
行動をしていく中での問題点も聞かせていただき、最近はあまり活発には行ってらっしゃらない理由にも合点がいきました。
職人さんが真っ当な熱い想いで行動を起こしても、こちら側だけでは物事は成立しないのです。
本当に大問題です。

実際に楽器の状態が良くなって、演奏する子どもが笑顔になり、
バンドの音が良くなった状態を見ても ピンとこない先生も居るそうです。
すべてがうまく行った時のワクワク感、その向こうで聴いてる人が喜ぶこと、
それが音楽・文化の向上に繋がっているということを現場の先生達は 「知らない」んだと思うのです。
きっと想像出来ないし、考えも及ばないのだと思います。
なので、先ずは「知らない、わからない」事を「知って欲しい」。
そして「分かって欲しい」と思うのです。

是非、プロのコントラバス弾きの方!
張り替えた弦を吹奏楽部へ送りませんか。 僕が届けます。もしくはそういう団体を通して届けます。

吹奏楽部OBの方々、学校関係の方々、父兄の方々。
こういう楽器の問題が「在る」ことを吹奏楽部の顧問の先生や、校長先生、副校長先生へ伝えてくれませんか。
一つの学校だけでは厳しいので、教育・文化・青少年育成のために自治体単位などで繋がって話をしてくれたら良いなと期待します。


「いい楽器に変えてほしい」という話ではありません。
「曲がってしまっている楽器を真っ直ぐにしましょうよ。」って話なのです。
どうか、多くの方にご理解いただけるようにまた考えて行動してゆきます。

2016年3月20日




コントラバスのメンテナンス